2012年03月15日

借金棒引きで得られる道


ギリシャの財政破たん回避への重要なステップである同国政府と民間債権者との債務減免交渉が9日、決着した。これによりユーロ圏諸国は、対ギリシャ追加支援への道が開かれたとの認識を示したという事が報じられています。

ギリシャ政府によると今回の交渉の結果、同国の約3500億ユーロ(約37兆8000億円)の債務のうち、1000億ユーロ(約10兆8000億円)程度が減免されるというとんでもない借金の整理です。

この結果、ギリシャは近く満期を迎える国債を償還できる見通しとなったとも記載されていますが、これは3/20に迎える国債の償還に対する部分です。その後の国債の償還に対してまた、同じ事が湧いて出る可能性は否定できないのではないでしょうか。そうなると、世間的には「え、ギリシャの問題はもうけりがついたのでは?」という空気がながれ、そのなかでまたしてもギリシャ経済不安という事が起こればまたしてもヨーロッパ経済の不安の火種になりかねないでしょう。

本当にギリシャが経済的に回復するという話は別の問題で、恐らく個人的には駄目であると考えています。本来勤勉でない国民性もさることながら、インフラなどもすでに切り売りする事が決定的になりつつありますし、ただでさえ怒りにまかせて行動する同国の国民がこれから始まる超緊縮財政に対して辛抱強く勤勉に対応するはずがないと考えるからです。

一番かわいそうなのはギリシャの借金を棒引きさせられた投資家でしょう。CDSなどのプレミアを購入していた人はその強引な手法に憤慨しているでしょうし、まさに恐ろしく強引なやり方です。個人的には直接的な関係がなくて本当に良かったと思いますし、だからこそこうして他人事のようにニュースを眺めていられると考えます。
posted by mannmaa at 22:42| 経済関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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